片足つっこみたい

何でもかんでもちょっとだけかじってみるブログ

映画『全員死刑』のイベント参加の感想をだらだら書く

TVドラマ『学校のカイダン』を観て間宮祥太朗君に惹かれてから

彼の出演するイベント、映画、ドラマを追うこと2年半。

 

満を辞して初めて参加したイベントが、彼の初主演映画『全員死刑』の初日舞台挨拶でした!うれしい!

初日はヒューマントラストシネマ渋谷で朝イチ。チケットは無事取れたので鑑賞しました!

冷たい熱帯魚の製作チームとフランスの映画祭で下半身を露出した監督という女子受けからは遠い映画にも関わらず女の子が沢山いた。流石間宮君の初主演なだけある。団扇とか持ってた子もいたが、監督のファンのオジサマたちも結構居た。客観的にみるとカオスな客層。

以下、映画の感想も含めて書いていきます。(ネタバレあり)

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全員死刑』(2017)監督:小林勇貴 配給:日活 東京テアトル

キャスト:間宮祥太朗、毎熊克哉、六平直政入絵加奈子、清水葉月、落合モトキ、藤原季節、鳥居みゆき

 

・あらすじ

父のテツジ、母のナオミ、兄のサトシ、弟のタカノリで構成されている首塚一家。ヤクザとして名を挙げていた家だが、タカノリが出所すると家族の状況は一変。多額の借金を抱えた首塚一家は、資産家の吉田一家を殺害し、隠し金を手に入れようと策略する。

 

本作は2000年代に実際にあった強盗殺人事件を元にした映画。

との事前情報だけで感じていた想像していた映画のイメージは残虐的でシリアスな映画。だったのだが、オープニングで繰り広げられる、エロ、アングラ、そして独特の方言に間宮くんのヘラヘラとした顔からの鬼のような形相の転換。ここはどこで彼らはどんな関係性なのか、を理解するまでに色々な情報が必要だった。この時点で映画によくありがちな導入の倦怠感がなかった。

良くも悪くも家族愛が強く、家族のためなら深く考えずに何でもやってしまおう!というスタンスで話が進む。にも関わらず、長男サトシ(毎熊克哉)は、親の目を盗み吉田家から資産を奪おうとタカノリ(間宮祥太朗)に持ちかけ、吉田家へ向かう。

言い始めたのはサトシにも関わらず、タカノリに実行を命令する。

タカノリは渋々吉田家を訪れ、家には次男のショウジ(藤原季節)しか居ないことを確認すと家に上がる。

 

ショウジはYoutuber・おわりたいちょーとして、D・C・P(デラックスカレープール)に飛び込む動画の撮影中だったのだが、録画中にタカノリに絞殺されてしまう。


謎のYouTuber“おわりたいちょー”、カレーのプールにドボン…からの映画『全員死刑』 (11/18公開)予告編

 

後日(11月30日のテアトル新宿でのイベント)で、この時に絞殺された時の痙攣は小林監督から直々に教わったと言っていた。監督も色々と調査してから指導したと言っていたのだが、一体どうやって調べたんだろう。

 

(参考:ナタリーさんのイベントレポート)

natalie.mu

タカノリがYoutuberというものをどれだけ認知しているのかも疑問に思いつつ、

殺害後にサトシが現れ、ショウジの死体を廃棄するためにトランクへ詰め込む。

 

結局隠し金は見つからずに、翌日父・テツジ(六平直政)指示の元、吉田家母・パトラ(鳥居みゆき)や、長男・カツユキ(落合モトキ)とその大学の友人を殺害するも最後までお金は見つからなかった。

 

家族ぐるみの犯行でありながら、実際に手を下したのは一番やる気が無かったはずのタカノリ。家族愛とか言いつつ、実際にはタカノリだけがそれを言っていいのであって、他は皆自分が可愛いくて手を出さない。

そして殺害の仕方も、絞殺、(うち1回は車内)、銃殺、アイスピックで刺殺と、その場にあるものを使うスタイル。遺体も証拠も海に沈めるスタイルでとても計画的とはいえないお粗末な犯行。最後には死体を積んだワゴン車が川から浮かんでしまい全員が逮捕されて映画は終了。

本作は文章で話をすすめる描写が多いのが印象的だった。あと、実際の事件ともあって、あまり軽率なコメントは出来ないなと思いつつも、いや、やっぱり何処かで馬鹿にしてしまう。そんなんだから借金抱えるんだよ。

 

ひたすら人殺しの映画だけど、兄弟の家にはそれぞれの彼女が住んでいて、ラブシーンも結構ある。タカノリが彼女のカオリ(清水葉月)と喧嘩したときには、サトシが女を追っかけるならと車のキーをタカノリに渡すシーンが妙に爽やかに描かれている。その一方で、最後の方ではポップなメロディーと共にタカノリが気が狂い病院内を駆け回るシーンもある。4人も殺した後なんて想像つかない。そりゃあ気も狂うわ。

この感想はカオリが最後に言う一言に尽きる。「ばっかじゃないの。」

 

そして、以下イベントの感想です。11月18日の初日上映後舞台挨拶と、11月30日のテアトル新宿に行ってきました。

 

ヒューマントラストシネマ渋谷 初回上映後舞台挨拶

公演後の舞台挨拶では首塚家+カオリ役の方登壇。そこで一番驚いたのがサトシ役の毎熊克哉さん。

劇中と全然顔違う!同一人物だと思わなかった!普通にイケメンだった。

出演歴を観てたら銀河英雄伝説で間宮君と共演してたらしい。顔が広い。

 

そして目当ての間宮君はめちゃくちゃ顔が綺麗だった。

同じ年の人間とは思えない。スーツの男性は3割増と言われるだけあって、セットアップを着ている間宮くんまじイケメンすぎた。スーツはviviennne westwoodって何処かで見た記憶があるけどコレクションで見当たらないので審議は謎。意外と正統派なので違う気もする。

 

初日だからか緊張感が漂っていたけど、首塚家の父・六平さんが場を盛り上げつついろんな役者さんに話を振っていて和やかな感じに。

そして下半身露出で公式HPのコメントがggrksという非人道的なイメージしか無い小林監督はだったが、入場時から想像を覆された。

日本人らしいお辞儀の連発に柔らかい人あたり。まさかこんな極悪非道のR-15の映画を作った監督とは思えない人だった。こんな人だったのか・・・

 

劇場から、初日満席をお祝いしたケーキがプレゼントされ、間宮君が小林監督に食べさせる流れがあった。

小林監督用の大きいスプーンが用意されていたのだが、間宮君がすくったケーキじゃ物足りず、「もっと!!」って言って居たのが可愛かった。撮影中の合宿もこんな感じなのかなと勝手に思っている。(後ほど分かったが、合宿では監督とあまり飲み会はしていなかったらしい。)

そんな感じで初日は終了。

 

・11月30日 テアトル新宿 大ヒット舞台挨拶

そして、11月30日のテアトル新宿でのトークショー。20:30頃開始。

チケットは予めとれていた。が、有給は取れなかった。定時に帰ることも出来ずに本日中に完成しなければ行けないタスクが終わらずに心で泣きながら資料を作成して、仕事が終わったのが上映20分前。この時点で遅刻確定。

途中入場出来るのか、テアトル新宿のホームページを確認してみると、途中入場お断りの文字。劇場に行ってみて断られたら帰りの電車で一人泣きの恐れがあるので、念のためテアトル新宿に電話してみても不通。

 

これは終わった…。

 

と思いながらも駄目元で新宿に向かった。最悪ハンカチは鞄にある。

結果20分遅れくらいでテアトル新宿に到着。何故か1階の入り口付近に人が居たけどあれはなんだったんだろう。

店員さんに迷惑な顔をされることを覚悟しつつ、確認してみると快く入れてくれました!

ありがとうございますテアトル新宿さん。今後は気をつけます。

 

そして皆様に迷惑にならないようにこっそり入場したらもうショウジは死んでいた。

藤原季節君を観たかった気持ちもあったのでちょっと悲しかった。

 

そして2回目の鑑賞を終えてトークショー

今回は小林監督、間宮君、毎熊さん、藤原季節君が登壇。

初めから間宮君のテンションが初日と違う。藤原君が来ているせいか終始にやにや。そしてリラックスしている感じ。

この日は藤原季節君が場を盛り上げていた。

始めて生でお目にかかったのだがめちゃくちゃ肌きれい。流石北海道。

撮影中も大量に食べていたというバナナおもむろに取り出し食べはじめたり、監督直伝の痙攣をして場を盛り上げていた。そして何より藤原季節君のブログの描写の細かさに皆驚いていた。間宮君には若干引かれていた気もするけどどうなんだろう。

この日はふざけた話と本気の話が良い塩梅で混じっていたので、進行ガン無視だったけど楽しかった。

この日のトークで毎熊さんと藤原君が出演している『ケンとカズ』にも興味を持った。

日舞台挨拶でも言っていたけど、間宮君が本当に映画やお芝居が好きなことが伝わって来た。

役者の皆さんが互いを尊敬しあっている感じがもうたまらなかった。

私もいろんな舞台観に行って勉強したい。折角東京に居るんだし。

 

この日は会場の人から質問を受け付ける時間があったが、

私は全員死刑の関連記事とか全く読んでない上に、役者の方の経歴とか分からないので黙っていた。

そしたら、近くで手を挙げていた子が藤原季節君に傘で指名受けていたのでびっくりした。(ちょっとうらやましかった。)

小林監督がゅちむと言われていることもこの時知った。

最後に当てられた人は人は7回も映画観ているとのことだった。うらやましい。

公開してから二週間足らずでしかも劇場結構限られていることを考えると相当すごい。

この日はお客さんとのセッションがあるせいか、間宮君初日より席を見渡している感じだった。色々回った後だから余裕できたのかなとか思いつつ。服もラフな感じ。

 

備忘録がてら、ナタリーさんのイベントレポのリンクを貼っておく。

 

natalie.mu

イベント感想は以上!

 

また、この日は全員死刑のイベントでLINEライブをやるとのことだったので、帰り道で全員死刑のLINEライブを観ながら帰った。地下鉄で独りでニヤニヤしながら観てたから絶対気持ち悪いやつになってた。空いていてよかった。

LINEライブも楽しかった〜私もビールが飲みたかったよ…

 

こういうイベントは元々興味なかったけど、映画を作製した人を間近で観ることが出来て、その背景とか熱意とかを直に聴ける楽しさがやっと最近わかった。

同世代であんなに真剣に物事に取り組んでいる人がいるってことが分かると自分も感化されるなあ。

ベクトルは違っていても私も成果を残せるように真摯な何かに打ち込みたい。

この映画を通して気になる役者さんが増えた。皆さんの次回作を心待ちにして私も頑張ろう。仕事・・・。