iPhone4で将来を決めた話
ほぼ日手帳ユーザーの私は、糸井重里さんがWEBで毎日連載しているエッセイをよく読む。
先日のエッセイので出しはこうだった。
「iPhoneが出たとき、世界中の才能がここに集まる、と思ったんですよ。」と。
そのエッセイを見たとき、
私は私が初めてiPhoneを手にした時を思い出していた。
iPhoneがこの世に出た瞬間を私は知らない。
はじめてiPhoneに出会ったのは高校の時。iPhone4が販売された時だった。
その時はまだソフトバンクしかiPhoneを取り扱っていなくて、auでは電子辞書みたいなスマートフォンが販売されだしたころだった。
Wi-fiを携帯で使う概念が理解できなかったし、ガラケーで使っていたデコ文字は使えないし、ガラケーの企画に合わせて作られた色々なウェブサイトは見づらいし、AppleStoreは未発達な だったけど、私はどうしてもあのiPhoneが欲しかった。iPhoneでは世界のあらゆるものを取り込むことができると感じた。
そしてその時に私はアプリというものを意識して、Xcodeを学び、アルバイト代でmacbookairを買った。iPhoneの世界に私も混ざりたいと思ったから。そして私はプログラミングが学べる大学へ進学した。学んでいくと、ガラケーで使っていたアプリとあまり仕様に差異はないのかと心配になった。
それから7年(もう7年も経ってるのか…)今私は買ったばかりのiPhone8でこの記事を書いている。コーディングについてはあの頃みたいにきらきらした感情を持つことは出来ないけど、新しいiPhoneとその機能を最大限に使えるように設計されたアプリケーションをみると、今もなお私のテンションは上がる。
あの日、iPhoneとアプリケーションによって形成された世界をみたから、私は今IT業界で働いているのだと思う。
最近はときめくことが少なくなってしまったけれど、初心にかえってまたXcodeでも開いてみようと思う。